照らしてあげる太陽になって

5月13日

小池俊司くんが10位になった。

 

 

 

 

 

初回放送の彼は46位。分量にも恵まれず注目を浴びる機会も少なかったが、彼の努力と才能は着実にオタクの心を掴み、毎週少しずつ順位を上げた。

 

46位、39位、29位と徐々に、確実にランクアップした彼は、第1回順位発表式で26位という素晴らしい順位を得た。

60人中の26位。次のステップに進める40人の中では下から数えた方が早いけれど、私は嬉しかった。

 

一度も順位を下げずにここまで来たこと。小池くんご本人と小池くんのオタクが一丸となっているのが肌で感じられたこと。確実に彼が見つかりつつあること。46位から考えると大飛躍していること。一度も弱音を吐かず努力を怠らず清く正しく生きている彼の力に、少しでもなれていること。

 

11人しかデビューできないと分かりきっている中でこんな悠長なこと言っていたらダメなのかもしれないけれど、我々の努力が数字として表れたのは、やっぱり嬉しかったし安心した。

 

 

 

 

 

 

その翌週の5月13日の配信で、

 

小池くんは10位になった。

f:id:yantd:20210516215203j:image

 

 

たしかに我々オタク、めちゃくちゃ頑張った。そして小池くんもめちゃくちゃ頑張った。

 

けれど正直、これは想像してなかった。

 

 

 

26位からの大大大飛躍。本当に心臓が止まってしまうかと思った。

 

 

 

 

ファイナルに行けるのはおそらく20人。現実的に考えて、そこになんとか入り込めたらいいな、と思っていた。現在配信されているポジション評価はまだ結果が出ていないから、誰がベネフィットを獲得したか分からないから、なるべく20位に近づけておけたら、欲を言えば今回ベネフィットを獲得して15位くらいまでいけたら、そんなことを勝手に考えていた。

 

 

まさかベネフィットなしで10位まで上りつめるなんて、誰が想像した?

 

 

 

デビューが、アイドルの道が、世界が、一気に現実味を帯びた。

 

 

本当に本当に嬉しくて、その日ばかりは浮かれてしまう自分を許した。

 

 

 

 

 

Twitterのタイムラインも大祝福ムードで、とても楽しかったけれど、それと同時に、今まで見たことないようなネガティブなツイートや焦り、注意喚起のツイートを目にすることが増えた。

 

それは当たり前だとは思う。

26位から見える世界と10位から見える世界は全く違う。どう見られるかも違う。

まして彼は一度も順位を落とさずにここまで来た。1位でも落としてしまいたくないオタクの焦燥感も相まっている。

そして我々の共通認識として、

どうしても小池俊司をデビューさせたい

という思いがある。どんなことをしてでも彼をデビューさせたい。アイドルにしてあげたい。だから順位を落とすわけにはいかない。

 

 

 

まだ彼のポジション評価が配信されていない中での突然のサプライズ、この想像以上のジャンプアップに、喜びももちろんあれど、内心の焦りも確かにあった。

 

 

 

 

 

 

 

花道だけを歩こう

私はこの言葉が好きだ。好きなアイドルにはなるべく悲しいことが起こらず、嬉しいこと、楽しいことでいっぱいの人生を送ってほしい。毎日一生笑っていてほしい。それが我々オタクの何よりの気持ち。

 

 

私はもっと大好きでステキな言葉を、ずっと胸の中に大切にしまっている。

 

 

 

SEVENTEENのディエイトくんがいつだか言った、

僕はみなさんと歩む道が花道じゃなくてもいい

 

 

私はこんなことを思ってもらえるようなオタクでありたいと、いつも思っている。

 

 

 

 

私たちが一緒なら、必ずしも花道じゃなくてもいい。

それって、ずっと私たちと一緒に歩んでくれる。私たちに人生のお供をさせてくれる。そしてそれを幸せだと思ってくれている。

 

そんな幸せなことある?

 

 

 

 

 

そしてこの言葉は、ずっと一緒にいたいと思ってもらえるような美しいオタクであり続けたい、そうでなければならない、と姿勢を正してくれる存在でもある。

 

私はやっぱり大好きで大切な君に花道を歩いてほしいけれど、花道を歩けるように君を支えていたいけれど、君が私たちと歩む道を"花道"だと思ってくれるのであれば、私たちの存在をそんなに心強く思ってくれているのであれば、君にとって一生そうあれるように、私は生きていきたい。

 

 

 

 

 

 

まだまだ中間順位だけれど、10位という素晴らしい順位をプレゼントできたこと、素直にとても嬉しいよ。小池くんの歩む道にまた少し、花を添えられたかな。

けれどこれから先、もしかしたら辛いことや苦しいことがあるかもしれないね。追う立場から追われる立場となった君を待ち受けるのは、温かいものだけではないかもしれないね。我々も、今までよりももっと荒野を歩むことになるかもしれない。正直めちゃくちゃ焦ってるし毎日怖いよ。油断なんか1秒もできるわけない。

 

けど大丈夫。小池くん。君のこれから歩む道がどれだけ暗く険しくても、私たちが整備して太陽を照らして、たくさん花を咲かせるから。私たちがいることで、そこを花道にしてみせるから。

 

 

 

 

 

私は小池くんと歩む道が花道じゃなくてもいい。小池くんがいてくれるなら、そこに花は咲くから。

私にとって小池くんは、花だから。

 

 

 

 

 

 

そんな小池くんが今週、"私は花"と歌います(伏線回収)